2012年10月16日火曜日

錬達叡々: 神社おそうじ隊、熊野見参!その6

2012.10.14~16 『 神社おそうじ隊 見参! 番外編・熊野』~その6~

2012-11-20 | 神社おそうじ隊 番外編・熊野


最終日、朝。
本宮大社すぐ近くということもあるのだろうか…この地で迎える朝は、際立って印象的だった。


…深夜、ふと意識を外に放ってみると、都会ではまず訪れ得ない、深い静寂がそこにはあった。
ある一定の振り幅の中で、ただただゆらぐようなその静寂。
こうした静寂の中に身と心を浸すことを、今回は望んでいたのだと、気づく。

そして、早朝。
川の音、澄み渡った空気、緑濃く連なり合う木々…
まさに「神域」…そのなかに溶け入っていくかのような感覚を、ほんのしばし、愉しんでいた。




全員で、大斎原へと、向かう。
明治二十二(1889)年まで、本宮大社の社殿が在ったところである。
身をそこに置いている間、その時空間にあたかもタイムスリップしているかのような、妙な感覚があった。

川のほとり、水際まで歩く。
平成十二(2000)年に建てられたという、高さ33.9メートルの大鳥居が、その威容を誇示するかのようだった。
残念ながら写真はないので、その様相は『神社おそうじ隊 見参!公式ブログ』で、紹介されることと思う。






そして、いよいよ…
『熊野本宮大社』へ。
熊野三山の中心であり、中辺路、小辺路、奥駈道といった古道の到達地でもある。




参道脇には、「熊野大権現」の幟(のぼり)がはためく。







拝殿。
今回は、「神社おそうじ隊 見参!」として、初のご祈祷をお願いいたしました。

















圧倒的な何かを感じつつも、精妙にして柔らかい…
それは、本宮大社の主神・家津御子(ケツミコ)神(スサノオノミコトと同神とされる)のご神威なのか、はたまた、「蟻の熊野詣」といわれていた時代から継承される、人々の憧憬の念が積み重なっているゆえなのか…。


またこちらでは、「近江ご当地隊」の際に参拝させていただいた賀茂神社の岡田禰宜のご好意により、熊野本宮大社のO権禰宜に社伝や社史を案内いただくこともできた。
こうした神縁をいただけることに、まずは感謝。
そして、岡田禰宜のお心遣いに、厚く感謝。






…ここでカメラの充電はこと切れた。
そんなことも初めてで、カメラもそれだけ活躍した今回。。。

このあと、昼食をとり空港へと向かうなか、古道・中辺路入口の滝尻王子→胎内くぐり。

そこから熊野三山の別宮的存在である、田辺市の『闘鶏神社』を参拝。
三山全ての祭神をお祀りしていることもあり、こちらを参詣することで三山を遥拝し、山中を行くことなく引き返していた人々も多かったと聞く。
田辺市は弁慶生誕の地としても有名らしく、闘鶏神社はその父ともいわれる熊野別当湛増ゆかりでもあるそう。
社務所には、弁慶産湯の釜、熊野湛増着用の鉄烏帽子、源義経が奉納した笛「白龍」などがあり、実際に拝見させていただいたが、特に笛は勇壮ともいえるような独特の風格を醸し出していた。。。




今回の「おそうじ隊」は、ここまで。
ここから、急ぎ空港へと。。。

次回、今回の「まとめ」を。



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