2013年3月29日金曜日

錬達叡々: 2013.3.20~21 『神社おそうじ隊 伏見・貴船見参!』その2

2013-03-29 | 神社おそうじ隊 伏見・貴船見参!



いまにも雨が降るかのようななか、京阪・伏見稲荷駅へ。
改札を抜けると、そこには「赤」が広がっていた。

『伏見稲荷大社』





境内は、甲子園球場の22倍になるという。







稲荷山は、標高にして233メートル。
参道は、約4キロ。
本殿から歩を進めると、まもなく「千本鳥居」へと誘われる。



主祭神として宇迦御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)、配神として佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神を祀る。
商売繁盛の神、そして五穀をはじめすべての食物、蚕桑を司る農耕神として知られる。

稲荷山には、その代名詞ともいえる奉納された鳥居とともに、「お塚」がびっしりと山全体を埋め尽くす。
「お塚」とは、稲荷大神に別称をつけ「我が稲荷大神」として信仰する人が、石にその名を刻み奉納したもの。
これもまた、「信仰」のひとつのカタチ、なのだろう。。。




















お山巡りも終えた頃、待っていたかのように雨が降り始める。

そこで、お昼。
『懐石カフェ 蛙吉(あきち)』にて、ランチを。







彩りも、味も素晴らしく…大変に、くつろげました。
…時間を忘れるほどに…。


ここから、雨の中を巡拝。
ハイスピードで、向かいます。

2013年3月25日月曜日

錬達叡々: 2013.3.20~21 『神社おそうじ隊 伏見・貴船見参!』その1


2013-03-25 | 神社おそうじ隊 伏見・貴船見参!


異界。
今回の『神社おそうじ隊 見参!』での、私の率直な感想。

七九四年、桓武天皇によって日本の都は奈良から京都に移され、それ以来、明治にいたるまで都はどこへも移動することなく京都であった。
それから千二百年余り…紡がれてきた歴史には、雅やかなオモテとともに、そうではないウラも、ある。

「神社」を考証するにおいて、神話(「記紀」など)にまつわる地域とともに、「京都」そして「奈良」は、やはり外せない。
今後、さまざまなテーマとともに、「京都」そして「奈良」は訪れることになるだろう。





全国に三万社、境内社や企業の守護神、個人で祀っている場合などを含めると、人によっては四十万社あるのでなないかといわれる「稲荷信仰」の総本社。

『伏見稲荷大社』から、始まります。

2013年3月2日土曜日

錬達叡々:2013.2.9~10 『神社おそうじ隊 見参! 常陸ご当地隊&磐座巡拝』その5

2013-03-02 | 神社おそうじ隊 常陸見参!


その泉の見事さに、そこにいる誰もが思わず感嘆の声を挙げた
『泉神社』

参道脇には「三峰神社」。





御祭神は、天速玉姫命(アメノハヤタマヒメノミコト)。







道を挟んだ「イトヨの里泉が森公園」では、イトヨ(糸魚)、ホタルも見られる。


そして、今日は磐座参拝。
その神社は、『大甕倭文(おおみかしづ)神社』
御祭神は、武葉槌命(タケハヅチノミコト)。


瓊瓊杵命(ニニギノミコト)といえば、天孫降臨。
葦原中津国(あしはらのなかつくに)を平定するために鹿島・武甕槌神と、香取・経津主神は地上に送られた、とされる。
『日本書紀』に

「二(ふたはしら)の神遂に邪神及び草木石の類を誅(つみな)ひて、皆已に平(む)けぬ。其の不服(うべな)はぬ者は唯星の神香香背男(かかせお)のみ。」

とある。
香香背男は、別名を天津甕星と呼ばれ、東国のみならず海上にまでその勢威は及んでいた、という。
武甕槌神、経津主神ですら、一説にはどうにもならなかったらしい。
この香香背男を破ったのは、この神社の御祭神、武葉槌命の「知恵」であったという…。






何度撮影しても、こうとしか写らない『宿魂石』。
ここに、香香背男の荒御魂を封印している、といわれている。


そして、この二日間のフィナーレとなる神社へ。

『熊野神社』
御祭神は、天地創造の神伊邪那伎命(イザナギノミコト) 伊邪那美命(イザナミノミコト) 生産の神 熊野傍樟日命(クマノクスビノミコト)





神社の境内、「枝垂桜」のように地面近くまで枝が垂れている。
約30本という古木も、あたたかな春を待ちわびているような…。


…以上で、今回の『神社おそうじ隊 常陸見参!』は終了。

まずは、今回ご当地にて御参加いただいたSさんご夫婦、Tさんご家族、SさんYさん。
移動の際の運転、宿泊、地元ならではの情報ほか、とても安心して「おそうじ隊」を進めることができました。
本当に本当に感謝しております
ありがとうございました。

「常陸ノ國」といえば、やはり東国の要、というイメージがありました。
そして、実際に身と心をそこに運び、地元を愛する方々と共に「神社」を巡拝することで、その「虚」と「実」を改めて垣間みれたような,気もいたします。
また、「おそうじ隊」を主宰する側としては、ご当地の方に「この神社はオモシロい」「…ここは知らなかった…」というようなお言葉をいただくことは嬉しく、そこから新たな視点や興味が拓かれていくことのキッカケにでもなるのなら、それもまた嬉しく思います

おそらくは、近い将来「第二弾」があるような…気もいたします。
もしよろしければ、その際にもまた、宜しくお願いいたします



さて、『神社おそうじ隊 見参!』の今後の予定。

まず、三月は二十・二十一日で京都へと。
今回は、伏見~鞍馬・貴船を巡拝予定。
(こちらは締め切りました)

四月は二十一~二十三日で「特別編」。
今回は、奈良へと。
大和三山・山辺の道・大神神社・石上神宮など、巡拝予定。
(こちらは、三月十五日まで受付いたします)

そして、六月には福島県へと、見参いたします。
(ドシドシ募集中です)



三年目を迎え、いよいよ(ゆる~く)加速し始めた「神社おそうじ隊 見参!」
今後もさまざま予定しております。

2013年3月1日金曜日

錬達叡々:2013.2.9~10 『神社おそうじ隊 見参! 常陸ご当地隊&磐座巡拝』その4

2013-03-01 | 神社おそうじ隊 常陸見参!


早朝。
旧暦正月のこの日、初日の出を拝するべく、全員で海岸に。






そして、海に浮かぶ鳥居から真っ直ぐに
『大洗磯前神社』

御祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)。
御創立は八五六年。
「案内記」には、「全国に名社、大社と云われる神社は数多くありますが、当社のように御創立の年代の明確な神社は稀であります」とある。
















ホテルでの朝食後、出発。
どういう流れか…

「アクアワールド大洗水族館」




最年少隊員、H少年もかぶりつき
Tさんご夫婦のお子さんです。








イルカとアシカショーも見学。





そして、椿の参道も見事な

『酒列(さかつら)磯前神社』
主祭神に少彦名命(スクナヒコナノミコト)、配祀に大名持命(オオナムチノミコト)。
「大洗磯前神社」と、伝承を同じくし、主祭神と配祀を逆にする。





稲荷神社、天満宮、事比羅神社、冨士神社、水神社。
ああ、ナルホドの布陣。







ここから、昼食。
そして、午後からさらに濃厚に…。