2012年2月21日火曜日

錬達叡々: 神社おそうじ隊、相模国一ノ宮見参!

2012.2.21 「神社おそうじ隊 見参! ~相模國一之宮~」 

2012-06-09 | 神社おそうじ隊・相模ノ國編

2011年2月より始まったレギュラーの「神社おそうじ隊」
2012年現在まで、神奈川県内の知られざる神社を中心に「おそうじ」させていただいてきました

「知られざる神社」と書きましたが特に狙ってそうしているのではありません。
その回ごとに御縁いただいた神社が結果としてそうであったというだけのこと。

とはいえ、その御縁いただいた神社の鳥居をくぐるその度に、「ああ、今回はやはりココだったんだ」という気持ちが自然に湧き出てくるのですから、やはりその御縁たるや…



さて、この2012年。
どのような年になるのか…というよりは、どのような年であってもいまここに生きていることに変わりはなく、であるなら、一度はその地域の一之宮に「おそうじ隊」としてご挨拶を…ということで、参拝させていただきました

相模國一之宮・國幣中社 寒川神社



こちらが、今回の「おそうじ隊」の目的地でした





今回は、私と副長、そして隊員はO隊員とT隊員の2名。




さて、寺院などでよく「総本山」などといいますね。
神社には現在はそういう「格付け」という制度は(オモテムキは…ボソッ)ありませんが、かつては天社(あまつやしろ)・国社(くにつやしろ)があり、律令制の時代には官幣社・国幣社の二種類があり、それぞれに大小があった、そうです。
明治時代に定められ、昭和二十一年に廃止された神社規則によって、いまは「旧社格」と呼ばれています…何となく聞いたり見たりしたことあるのではないでしょうか?

官幣大・中・小社は神祇官(古くは中臣氏・忌部氏が「カンヅカサ」として任じられ、天武天皇の時代に神祇官となる)の所管、国幣大・中・小社は地方官の所管とされ、それ以外を諸社といいます。
また、国家的な功労が認められた人物を祭神とする場合などの別格官幣社という制度(?)も設立されています。

このほか、郷社、村社などさまざまありますが…まあ一応、「格付け」についてはこのくらいの知識があれば十分ではないでしょうか
こういった「格付け」は、現在でも根強く反映されていますね。
このあたりは、またいづれの機会に…。





現在、寒川神社の御祭神は

寒川比古命 と寒川比女命 であり、寒川大明神と奉称されています。
しかしこの祭神名も明治以降に決定されたようであり、またこれは寒川神社特有ではなく、古代より変わることなく一定した名称ではない神社は多々あります。
このあたり、日本の神社信仰特有の現象とも、いえるでしょうか。。。



引き続いて、大山阿夫利(おおやまあぶり)神社

車での移動中、やはりというか、混迷を極め

その途中で 白鬚神社



に引き寄せられつつ、何とか大山に。

まずは、豆腐料理で腹ごしらえ





そして、ケーブルカーでエッチラオッチラ運んでいただき…




到着。







御祭神は、

大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)、大雷神(おおいかずちのかみ)、高龗神(たかおかみのかみ)
大山山頂に立つ本社に祀られています。
しかし、今回は「下社」のみ。
訪れたことのある方ならば、その理由も意味もおわかりになるでしょうけれど、まあカンタンではありません。。。

拝殿地下のご神水もゲットし、向かうは…

関東三十六不動霊場・一番札所 雨降山 大山寺


古代より霊山として崇められ、山頂に水のしたっている霊木のあることから「雨降山」との別名のある、ここ大山。
奇しくも、4月に御縁いただいた鳥取の大山(だいせん)と同じ文字を使っているという…。

「神社おそうじ隊」なれど、「寺」に行ったらいけないとは、どこにも決めておりませぬゆえ
イソイソと喜び勇んで、足を向けました







奈良東大寺の別当良弁僧正が開基し、聖武天皇の勅願寺となった古刹だそうです。
京都大覚寺の別院で、「大山のお不動さん」と呼ばれ、関東三大不動のひとつに数えられているとのこと。



秋には紅葉が美しいであろう山の景色を眺めつつ下山。。



T隊員曰く、

「熊野歩いた時より今日はキツかった」

との感想をいただきました
(ちなみにT隊員、私と同じ誕生日

けっこうな山道と、けっこうな参拝ロード。
今回御参加いただいた御二方、本当にお疲れさまでした

そして副長。
いつもながら、感謝しております



次回の「神社おそうじ隊」は…ようやく引き寄せられました

鎌倉です
6月14日、八雲神社からのスタート
やはりスサノオノミコト…