2012年8月31日金曜日

錬達叡々: ご当地隊、近江見参!その6

2012.8.28~30 「神社おそうじ隊 見参! 近江ご当地隊」その6

2012-09-17 | 神社おそうじ隊・近江ご当地隊


最終日のランチは、老舗 「毛利志満」 近江八幡本店にて、近江牛を。



副長による「神社おそうじ隊 見参!」公式ブログにもあるように、賀茂神社・岡田禰宜の御計らいにより、ゆったりと近江牛を堪能。
いや、ホントに美味しかった…。

ランチの後には、そのまま「たねや本店」へ。



きめの細かい味わい…じっくり堪能。。
やっぱり、和菓子は心に沁み渡ります。




そして、ここから一気に大津市まで。
ここまで混むこともなくきていたけれど、大津へ戻るこの道行きはそうもいかず・・・。

途中、雨。
おもしろいタイミングで降るものだと、車中より天を仰ぐ。

…そして、到着。
「 佐久奈度神社 」





大祓詞に、「佐久那太理爾落多岐都速川乃瀬爾坐須…」とある。
「さくなだりにおちたぎつはやかわのせにます…」と読むが、この「佐久那太理」がこの「佐久奈度」。
大祓詞の基である「中臣大祓詞」は、こちらの神社が創始地だという…。


ここまできて、タイムリミット。
新幹線の都合もあり、数寄和・大津、そしてその氏神さまの近江之国一の宮・建部大社にこのあと直行…の予定はお預けに。。
ということは…次回、ですね。。


さて…


団扇。左側には「神」「社」の古代文字。右側には李白の詩。

左側は「生まれる」。右側には、裏面の詩の意味が。

このブログの記事にあるように、A隊員には参加者全員分の団扇を作成し、プレゼントしていただきました(右側は隊長仕様)。
この団扇、そしてリンク先のブログいっぱいに表現されているように、エネルギッシュな、しかしあたたかで繊細な感性をもつA隊員ですが、今回「ご当地隊を…」と依頼してから、実にたくさんのアイデアや神社を提案していただきました。
事前の予備知識もないなか、琵琶湖一周をこうして実現できたこと、そして巡拝先での数々の御縁も、A隊員の人柄と信頼あってこそ。
改めて感謝させていただきます。
本当に、ありがとうございました。

また、現状いろいろと大変な折御参加いただいた、「番外編・出雲」の際にお世話になったF隊員、そして、広島、岐阜、神奈川、埼玉、茨城…と、平時活動している場も空間もそれぞれ違う方々が集った今回の「おそうじ隊」。
行く先々、その度ごとに違う魂の呼応を、それぞれの方々にあったようにお見受けしました。
ご一緒いただき、本当にありがとうございました。

かつての古都でもある近江ノ国というのは、私の印象としては総体的に派手な装飾もなければ大声で主張するような表現に出会うこともない、実に淡々として落ち着いた佇まい。
古代から近代にいたるまで琵琶湖を中心に交通の要衝でもあったこともあり、街並も大変におだやか、かつ美しい。
その美しい街並みに、古色蒼然とした神社やお寺が、沢山これまた美しく残っている。

今回「近江ご当地隊」として、多くの神社を参拝できましたこと。
そして、その各神社をこうして拙いながらも紹介できるということ。
そのことに、何かしらの導きを感じないわけにはいきません。

本当に、感謝しております。
ありがとうございました。




さて「神社おそうじ隊 見参!」は、この近江を経て、10月の『番外編・熊野』へと。
そして、来年春(おそらくは4月)、『番外編・奈良(京都)』と続きます。
また、「レギュラー編」「ご当地隊」も、着々と進行中。。。

御縁深きみなさまとの「おそうじ」巡拝、心より愉しみにしております。
何とぞ宜しくお願いいたします。

錬達叡々: ご当地隊、近江見参!その5

2012.8.28~30 「神社おそうじ隊 見参! 近江ご当地隊」その5

2012-09-11 | 神社おそうじ隊・近江ご当地隊

「体感」「体験」は、『神社おそうじ隊 見参!』の主要なコンセプト。


夢の中でつねっても痛くない…の喩えにもあるように、実際に身と心で経験することとバーチャルな体験はまったく違うもの。
最近ではネット上に「神社」も建立され、他の多くの事柄同様に、好きな時に気軽にクリックひとつで参拝できるようなシステムになっている。
それはそれでひとつの変化であり、その時々刻々さまざまなスタイルの「参拝」があって当然とも思うので、今後どのような流れになっていくのか、個人的には半ば愉しみでもある。

しかし、そのようなスタイルの「参拝」と、実際に身と心をその「神域」に運んで行う「参拝」とでは、やはり根本的に違うということは記しておこう。



「神域」に、身と心を運ぶということ。
「おそうじ」は、この過程を経ることなしには、成立しない。



木々の生い茂り、さまざまな植物や動物の豊かな営み。
そこで祭祀・儀礼を継承的に紡いでいくヒトビトがいて、その「神域」を維持していくために力を注ぐヒトビトもいる。
そこに立ち、「いのり」を奉じることで、おのずと自らの根源へと辿りつくこともあるだろう。

古来、「神域」とはそうした場であり、だからこそ「神域」なのだ。


実際に身と心を運び、そのフィールドを〈体感〉する。
それらは、目に見える形ではないカタチとして、〈体験=シルシ〉として魂に刻まれる。

瞬間瞬間、ひとときも止まることなく流れ変化していく現象は、経験としてすべてそうして、刻まれる。

…であるのなら、あなたは何を〈体験〉していくのだろう、か。



さて最終日、まずは 「日牟禮八幡宮 」

濃厚なる気。








…いや、ホントに濃厚な朝、でした。

次に向かったのは、御猟野之杜「賀茂神社」
A隊員に「是非とも紹介したい」といわれていた神社でもあり、今回確実に身と心を運ばせていただくつもりであった神社。
A隊員のブログで、写真では何度も拝見させていただいていたものの…やはり、実際に「体感」し「体験」するのは、違います。
創建天平八(七三六)年、奈良時代に陰陽道にて選ばれた地であるというその三万坪の「神域」は、かくも素晴らしく…。


神杉。白蛇が住むという。

御本殿は南西の裏鬼門を向く。

天地万物の祈りの場であり、霊威の籠る地ともいわれる「祭祀跡」。
そこにいる誰もが、コトバを失った場。



杜も、静寂のなかの躍動。

霊木『連理の真榊』。二本の榊が一本に結ばれています。


賀茂神社の岡田裕正宮司は、A隊員の高校時代の恩師でもあられるとのこと。
その御縁もあり、また同時にA隊員の信望の厚さもあり、同神社の岡田能正禰宜より、さまざまなお話をいただくことができました。
また、『神社おそうじ隊』として、御猟野乃杜賀茂神社御創建1275年式年造営全国奉賛会の趣旨と、岡田能正禰宜の熱い想いに賛同させていただき、奉賛させていただきました。

さて、『神社おそうじ隊 見参!』隊長として…
岡田宮司はじめ、賀茂神社に奉職されておられる皆様、および関係者様。
ブログという媒体を通してというのも甚だどうかと思われますが、今回こうした御縁いただけましたこと、深く感謝いたしますとともに、さまざまご都合あるなか時間を割いていただきましたこと、改めて心より御礼申し上げます。
『神社おそうじ隊』一同、感激しておりました。
本当に、ありがとうございました。




さて、ゆっくりする間もなく、次なる目的地へ…「御上神社」
近江富士・三上山を神体山とする、ムカデ退治で知られる。









今回は行けなかった頂上の磐座。
次なる機会に…。


そして、大笹原神社



本殿は国宝となっている…見えない。。



底なし沼といわれています。


次には鏡神社
副長が、「是非」と。










ここから昼食に向かい、いよいよフィナーレへと…。

錬達叡々: ご当地隊、近江見参!その4

2012.8.28~30 「神社おそうじ隊 見参! 近江ご当地隊」その4

2012-09-08 | 神社おそうじ隊・近江ご当地隊

※副長発「神社おそうじ隊 見参!」の公式ブログ、開始いたしました。
こちらです
各神社のご由緒や御祭神などは、こちらをご覧ください。







上陸後、七十五分。
竹生島から今津港への帰路に着いた。
「七十五分あれば十分」といわれていたけれど、出発時間ギリギリまでやっぱりアチコチ忙しい。

島全体を覆う、さまざまな波動。
その波動をどっぷり感受した隊員それぞれ。
たとえば、今回初参加のTo隊員(男性)は、ここで燃焼し尽くしたかのよう…。。


今津港から、さて、次なる神社へ…
…その前に、今回の大切なミッションのひとつを…。



神事にとって欠かせぬアイテム、「お神酒」。

今回は、その名も「竹生嶋」。
マキノ町の吉田酒造さまへ。

これまで「滋賀の酒といえば…」と聞かれると別の銘柄を口にしていました。
しかし、今後はこちらのお酒になりそうです…美味しいお酒です。。




琵琶湖一周。
大津からの道行きで、ちょうど半周にさしかかる辺りで「海津天神社」へ。









お腹ペコペコで辿り着いた道の駅・マキノ追坂峠で、その日のオススメ定食。




腹ごしらえもできたところで、向かったのは三ツ鳥居・「伊香具神社」



こうした神社を参拝させていただくと、伝承の、さらに奥にある伝承へと想いはなびく。






そして、岡高神社






ここから、御祭神 に 伊邪那岐命 伊邪那美命を奉齋し、全国に広く崇敬されている多賀大社へ。















岐阜から参加のKu隊員(男性)は、こちらの大社と縁濃く。
小雨のあとの晴れ間。
その時と機の絶妙なるは、そのひとつの顕れでもあるような。。

もちろん、「おそうじ隊」は、そこに集う方々それぞれのスピリットでの共同創造。
偶然としか考えられないアタマと、そうしたアタマと関係なく生じる現象。
アタマとココロ、解き放つ度合い増せば増すほどに、体験は深く浸透してゆくもの…かもしれません。。。



この日の最終目的地、千代神社





御祭神・天宇受賣命のカラーなのか、、、全体に桃色に覆われた感じ、、、でした。。


この日の宿泊は、彦根。
スイスという洋食レストランにて、夕食を。




さて、この日の夜は、不肖・私のささやかながらの身体調整の贈り物。
パフォーマンスのそのあとは、「竹生嶋」辛口純米にて、直会。。。
翌日最終日は、そういうこともできませんので…。。



A隊員の差し入れ、繊細な味わいの「糸切り餅」もいただきつつ、この日を終えました。。。