2013年1月29日火曜日

錬達叡々 : 2013.1.12~13 近江ご当地隊・特別編『御神事』その3

2013-01-29 | 近江ご当地隊・2013




八月の「ご当地隊」では、目前で参拝を断念せざるをえなかった近江一之宮・『建部大社』



今回は、しっかりたっぷり、ご挨拶できました。
宮司さまからさまざまにお話を伺う機会も…A隊員、さすがの顔なじみ。

ご祭神は、本殿に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)権殿に大己貴尊(オオナムチノミコト)。
より詳しくは、「神社おそうじ隊 見参!公式ブログ」に近日アップ。








道すがら、ヒョッと顔を出しては手を合わせる。
門前で、境内に入ることもないけれど、手を合わせたり拝したり…。
一之宮であることもあり、人の出入りはひっきりなしにあるけれど、いわゆる格式ばったところはあまり感じられない…。

率直に、何とも云えずホッとしてしまう、そういう神域、という印象。





…あまりゆっくりしてもいられない。
車で移動。



車中から撮影した三上山、別名『近江富士』
今回はこちらへ登山、も、ひとつの目標…さて。。。


近江八幡に到着。
まずは、



『苗村神社』
こちらも、時間の都合で八月には参拝できず。


国宝・西本殿。

御祭神は、主神・那牟羅彦神 那牟羅姫神 国狭槌命  相殿神 大国主神 事代主神 素盞嗚尊





そして、道路を挟んだ東本殿へ。








ここでタイムアップ。
そのまま、本日の宿泊先へと。。。


夜。
『賀茂神社』の岡田禰宜と、食事を同席させていただく運びに。
何とも、ありがたいことです。

ラフな格好の私たち「神社おそうじ隊 見参!」メンバーとは対照的に、バシッとスーツでのご登場。
『活気厨房 きさんじ』というお店に。
こちら、なんと賀茂神社・岡田宮司の高校教師時代の教え子の方のお店だそう。

…ということで、料理もたらふく。
お酒も…岡田禰宜「是非呑んでいただきたい」という…

『松の司 純米吟醸 「楽」』。

滋賀の日本酒といえば、喜楽長、波乃音、不老泉、琵琶の長寿、七本槍…と全国的にも知られたお酒も多数。
そのなかでも、「松の司」は、滋賀といえばまず名の挙がるお酒。
この「楽」は、フルーティな酸味もあり、いつまでも呑み飽きせず、食中酒としてまさにうってつけ。
結局、一升、空いてしまいました。。。

バラエティに富んだ料理の数々、そして岡田禰宜オススメのだし巻玉子も大変に美味しく、みな心底満足できた晩餐でした。
さまざまに御気遣い頂いた岡田禰宜に、心よりの感謝をさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。


そして、翌日。
いよいよ『御神事」へと…。

2013年1月21日月曜日

錬達叡々 : 2013.1.12~13 近江ご当地隊・特別編『御神事』その2

2013-01-21 | 近江ご当地隊・2013
「近江」という国名は、「淡海(あわうみ)」からきたという説がある。
別名「湖国」ともいわれていたらしく、淡水湖である琵琶湖を中心とした国であったからであろう。

かつて、近江は大陸との交流のなかで重要な交通路であった。
大津という町名が、「大きな港」を意味することからも、それは伺える。



今回も、大津駅からのスタート。

まず向かった先は


『関蝉丸神社』

市内には三社あるそうだが、今回は逢阪一丁目国道一号沿いにある「上社」にご挨拶。
前回、副長が気になっていた神社でもあります。









蝉丸は、平安時代の琵琶の名手。
「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」という和歌で、知られている…らしい。


そして、今回是非とも食したい、として挙げていたモノを…。

『三井寺力餅本家』
にて、食すことに。
まずはチカラをつけねば…。



伝統というべきか、素材というべきか…やさしく、ホッとする味わい。
ちなみに、私は和菓子に目がないため、すぐに食べきった…。


そして、瀬戸の唐橋にある「数寄和・大津」までの道すがら、御縁をいただいた神社が二社。


『膳所(ぜぜ)神社』




奈良時代に創祀され、豊臣秀吉や徳川家康も神器を奉納したという社伝の残る神社。

そして、


『御霊神社』

大津市内には、三カ所の「御霊神社」が在るという。
祭神はすべて、弘文天皇(大友皇子)。

この日御縁いただいたのは、


おシリを蹴上げたポーズのお茶目な狛犬、大津市北大路に在る神社です。


どうやら、、この日は「御神事」の日であるらしく…

鳥居の近くの木々には、このように縄が渡してあったのです。

ここから、一同の興味(主に副長)は増し、社務所でお話を伺うと、すぐ近くでまさにいま祭祀の最中という。



そこは、細いながらも私道ではなく、一般道。
かつてはご神木に渡してあった縄も、現在はこのように。
しかし、連綿と伝承されてきたこの「御神事」は、数百年絶えることもなく続いているという。
そこにいる誰もがごく当たり前のこととして。

その当たり前が実は当たり前でない現実を、私の住まう都市圏では実感できる。
それゆえか、こうしたことに、心は動く…。


車で、唐橋を渡る。


そして、ほどなくA隊員の本拠地、『数寄和・大津』に到着。





「日本人の美しい感性を、次世代へ少しでも伝えていけないだろうかー」
その言葉、その信念…そこは、確かに感じられる空間。
潔いほどに、「白」、です。


ギャラリーを拝見しているうちに、A隊員がおそばを用意。
なんと、お母様の手作り。


これが…大変に美味しい。
一堂、みな「おお!」と歓声をあげるほどに。

こちらも、絶品。。
なんで、こう美味しいのだろう…。

ご両親にも一堂でご挨拶できました。
本当に、お世話になりました。
感謝しております。



そして、向かうは『数寄和・大津』から徒歩でも数分。
前回、時間の都合で参拝を諦めた…


『建部大社』



しかし、本当に素晴らしい環境ですね…。

2013年1月17日木曜日

錬達叡々: 2013.1.12~13 近江ご当地隊・特別編『御神事』その1

2013-01-17 | 近江ご当地隊・2013




古代祭祀…

古代の祭祀はこれを広く解釈すると、自然の山や川、岩石、樹木などを通して祭る神祭りと、埋葬に関連して行われる祭りに大きく分けられる。また農耕に伴い季節とともにくり返される生活から穀霊に対する祭りが、そして血族集団の団結から祖先神に対する祭りがみられるようになる。(『神道事典』)



「まつり」の語源は、神の威に人が従うこと、奉仕することであり、服従するという「まつらふ」から来ていると、学問的には解釈されているらしい。
ご神威を享受する、そのヒトとしての意を儀礼という可視的な行為にしたところに、「まつり」の原型はある、ということだろう。

日本では、年間を通して、実に多くの「まつり」が現在でも行われている。
ただ提灯が並び、屋台が立ち、どんちゃん騒ぎも大目にみられる…こうした認識の方々も、もしかしたらいるかもしれない。
というよりは、そこでなぜ「まつり」が行われているのか、想いを馳せるヒトの方が少ないのだろうか。




昨年8月。
『神社おそうじ隊・近江ご当地隊』において、A隊員を通じてご紹介いただいた近江八幡・賀茂神社
その賀茂神社の1月に行われる「まつり」、「『馬・競馬・乗馬』安全祈願大祭」に参加させていただいてきました。

近江八幡・賀茂神社は日本の「馬の聖地」として、全国随一の「馬・競馬・乗馬」守護神として知られています。




また、A隊員のお膝元・大津では、素晴らしい思い出をいただきました。









そして、『神社おそうじ隊 見参!』と銘打ってはいませんが、やっぱり今回も多くのカミサマにご挨拶できました。




まずは、こちらからスタートです。。

2013年1月16日水曜日

錬達叡々: 神社おそうじ隊 皇居見参!

2013.1.7 『神社おそうじ隊 皇居見参!』

2013-01-16 | チーム神道
新年…といってもはや二週間は過ぎゆき
時期的にはだいぶ遅ればせながら…

明けましておめでとうございます

今年という年は、目に見える見えない、体感するしないに関わらずさまざまな意味での「変化」の大きい年となる…気がいたします。



昨年に引き続き、今年も参観させていただいてきました。

皇居。
まあ、例によってイデオロギーやら何やならはまったく関係なく。
あえていうなれば、「神社おそうじ隊 見参!」の毎年恒例の、いわば行事のような心持ち
今回は、私と副長、そして3名の参加者の皆様にて。

朝の電車は、この日から本格的な仕事始めということもあってか、熱気ムンムン
それでも、降り立ったばかりの時は雲っていた空も、気づけばいつしか雲は散じ、やわらかなる日差しをいただきました


そして、皇居参観が終わり、なごやかなる昼食時のこと。

…「神社に行きましょう
という鶴の一声にて、そのまま電車移動で…

根津神社
湯島天神
妻恋神社
神田明神

…と、怒濤のごとく、いつもの「神社おそうじ隊 見参!」へと早変わり
最後にお茶の水の湯島聖堂へ…と身と心を運べども、タイムオーバーで入れず…



そして、17時。
今年最初の「神社おそうじ隊 見参!」は、無事終了となりました。

地下鉄にてそれぞれ帰路につかれるなか、私だけはそのまま歩いて古書街として有名な神保町へ。
本屋さんは流して、最後は餃子とビールで独り直会(なおらい)。
今日という時間と、その時間を共有いただいたすべての方々に感謝をしつつ…



『神社おそうじ隊 見参!』の活動開始から、今年で3年目になります。
ここから、さらにさらに活動はヒートアップしていきます。

まず2月は、

9日・10日で、鹿島神宮・香取神宮、そして大洗磯前神社を中心とした常陸ご当地隊となります。
レギュラー編の巨石・磐座巡拝の第一弾も兼ねています。

そして3月。

20日・21日で、伏見稲荷~鞍馬・貴船という、少しハードめの内容。
もしかしたら吉田神社へも、身と心を運ばせていただくやもしれません。

そして、4月。

今年春の番外編は、大和ノ國・奈良
日程はまだですが、4月末の連休までには実施となるかと思います。




以上、もしピンとくるものがあれば、問い合わせていただければもう少し詳細をお知らせいたします。

info@tamuratic.com

まで、メールください。



では、こういう感じにて、本年も宜しくお願いいたします