『熊野速玉大社』。
この日、まったく予定の外であったが、「例大祭」。
神馬(しんめ)で阿須賀神社に赴き、神霊を遷して速玉大社から御旅所に向かう渡御神事だということ。
午後二時、御神霊が神馬へ遷されるまさにその瞬間。
境内は、多くの人々で賑わっていた。
そのなかを、拝殿の奥から聞こえる「オォーー」という警蹕(けいひつ)の声。
速玉とは、「映え輝く御霊」の意であるという。
朱塗りの社殿は、鮮やかに明るく、かつ神々しさを称えていた。
そして、熊野根源の地ともいわれる、『神倉神社』へ。
参道は、五百三十八段といわれる石段。
ご神体(磐座)ゴトビキ岩、高さ十二メートル、幅十メートル。
古代祭祀場…かと思わせる磐座の亀裂。
ちなみに、「ゴトビキ」とは、この辺りの言葉で「ヒキガエル」を意味するらしい。
このあたりから、何となくヒンヤリ。
途中道の駅にて夕食を食べるも、全然箸が進まず…。
わたらせ温泉にて身と心をゆるめ、本日の宿蒼空げすとはうすへ。
貸し切り状態であったこともあり、深夜まで宴は続く…。
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