2012年4月18日水曜日

錬達叡々:番外編3 出雲見参!その2

2012.4.15~17 神社おそうじ隊 番外編・出雲vol.2 ~その2~

2012-05-05 | 神社おそうじ隊・番外編 出雲

『も○○け姫』の舞台となったといわれる、ここ出雲地方。
日本の製鉄は太古より行われており、その技法は「たたら」と呼ばれていたという。
砂鉄を炊いて鉄塊を精製するというその技法は、現在の製鉄技術を駆使しても遠く及ばない高い純度の鉄を顕現させ、世界最高峰の鉄刀といわれる日本刀も、この技法なればこその代物であるといわれます…(参考:踏鞴製鉄)。

その製鉄のカミ、金屋子神を祀り、全国1200社を数える「金屋子神社」の総本山が、こちら。





昨年の「出雲vol.1」で訪れた「島根県立古代出雲歴史博物館」には弥生期の青銅器と金色の大刀が展示してあり、拝観した際、しばらく見入っていました。
そのあと何が素晴らしかったのかと問われ、思わず「…なんだろう」と唸ってしまいました
それはいまでも同じなのですが…理由のつけようのない、魂の呼応のような感覚は、今でも鮮烈な印象となって心に残っています。

昭和五十九年(1984年)に荒神谷(こうじんだに)遺跡から三百五十八本もの銅剣、翌年六個の銅鐸と十六本の銅矛が出土した。
この銅剣の数は、発見当時の銅剣出土総数である約三百本を大きく上回る出土数。
そして、平成八年(1996年)、加茂岩倉遺跡から三十九個の銅鐸が出土。一遺跡での銅鐸出土数では全国最多であり、もともと「神話」の世界の話でしかないとされていた古代出雲の歴史観の定説を根底から覆す大発見であったといいます。



製鉄のカミサマである、という印象から剛健な気を思い起こすかもしれません。
しかし、そうではなく、いたって優しく、また清冽なやわらかさを放つ境内でした。

それもそのはず。
神社の御前には、



ご当地隊Tさんのお祖父様の御名前が、神社名の下に。
これには、滅多に驚かないわたくしも少々驚きました。。。

やわらかく包むような波動の奥には、このような理由もあったのかも、しれません



ちなみに、その門前脇には



ズバリ「金儲神社」。
祠の下には、



この写真ではわかりませんが、白蛇を祀ってあるのです。





さて、次なるは…
イナタヒメ(クシナダヒメ)生誕の地、との伝承のある『稲田神社』




そもそも奥出雲は、スサノオノミコトがヤマタノオロチのいけにえになる寸前のイナタヒメ(クシナダヒメ)を救い、ヤマタノオロチを退治して 妻に迎えたという神話の舞台。
この神社の近くには、ヒメの「産湯の池」もあるという…。

桜が早く咲きたくてしょうがない、といった感じの華やかさが醸されていました
その華やかさとともに、気持ちのよい境内。



ここで、御朱印を…
と神社境内にあるおそば屋さんに尋ねると…(ちなみに、おそば美味しいらしいです)。。

「ここには今いないので…」と、宮司さんにお電話していただきました。
どうやら、そう遠くない近くの神社の宮司と兼ねておられるとのこと。
そちらのすぐ近くに住まわれているので、そこに行って御朱印いただくことに。。




…そして、これもまた、「神社おそうじ隊」ならではの巡り合わせ、となるのでした。。。


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