真っ二つに割れた巨石、「太刀割石」。
「太刀割石」は、山頂に「茨城」の県名の由来となった黒坂命(クロサカノミコト)を祀った黒前(くろさき)神社のある竪破山(たつわれさん)にある。
「竪破」と銘打ったのは、水戸二代目藩主・徳川光圀公で、この山に登り真っ二つの岩を見て「最も奇なり」と「太刀割石」と名付け、山の名は「たちわり」が「たつわれ」と転化したらしい。
そもそもは、前回、二月の「常陸見参」の時に、最後に参拝させていただいた神社、「熊野神社」の桜が見事なので…というお話から、「それならば是非」となったことが始まり。
その桜は、
かように見事
そして、
今回お世話になった過去最強(?)の「おそうじ隊」隊員の皆様。
…このお花見だけ、と直前まで思っていた私
まさか竪破山を登れるとは…軽装備ながら、備えだけはしておいてよかった…。
前日、そして翌日は雨。
この日、ありがたいことに、まさにピンポイントでおだやかな天候。
標高六百五十八メートル。
それにしても、少し入っただけで外部の音がほとんど聞こえない。
その静寂に、身も心も喜んでいました。
竪破山は、「太刀割石」だけではなく、他にも多様な巨石に溢れていました。
「七奇石三瀑」といわれているそうで、そこかしこにさまざまな巨石が。
そして、
この明神鳥居の先に、『黒前神社』。
大岩を割った、伝承されるのは八幡太郎源義家。
案内板には
「以前はみだりに石の上に上がることはできませんでした」とあった。
ああ、以前は…ね…。
しっかりと、観じさせていただきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿