2013年4月9日火曜日

錬達叡々: 2013.3.20~21 『神社おそうじ隊 伏見・貴船見参!』その5




『貴船神社』、その奥宮にある「御舟形石」。

「貴船」は、「貴布禰」あるいは「木船」とも書く。
(ちなみに、社報には「気生根」とある…以前からなのだろうか)

ご由緒によると
「鴨川の水源地にあたり水の供給を司る神様をお祀りしている。
 創建年代不詳ながら、伝説によると神武天皇の皇母にあたる玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)が黄船に乗って大阪湾から淀川、鴨川を遡り、現在の奥宮の地に至り、水神を祀ったのが創建と伝わる」
とある。
ちなみに、玉寄姫命は、賀茂建角身命(カモタケツヌミノミコト)の娘と伝わっている。

御祭神は、高龗神(タカオカミノカミ)とも、闇龗神(クラオカミノカミ)とも、罔象女命(ミズハノメノミコト)ともいわれる。
いづれにしても「雷の神」であり、龍神であることに変わりはない。
ちなみに、「龗(おかみ)」は「淤加美」とも書き、「龍」を意味する。

平安京遷都以来、ずっと水を司る神として崇敬される。






本宮。

こちらは、直接、社殿前には行けない…。


御神水。





結社(ゆいのやしろ)。
御祭神は、磐長姫命(イワナガヒメノミコト)。
えんむすびの神として、知られる。

天の磐船。
貴船の山奥で見つかり、平成八年三月の奉納されたとのこと。




奥宮へ到着。




奥宮本殿。
解体修理があったあと、とのこと。
床下の龍穴には、龍が棲んでいる、という。




ここからバス停まで歩き、ほどなく「貴船口駅」まで。
出町柳へ…のはずが…



『山住神社』

叡山電鉄・岩倉駅から徒歩で十数分。
平安京造営時、桓武天皇が京都の東西南北にある“磐座”を掘り出し、その下に一切経を埋めた…という伝説がある。
経典の法力による鎮護、ということなのだろう。
そのひとつのポイントが、ここ「岩倉」らしい。

この「山住神社」は、ここから少し北にいった「石座(いわくら)神社」の、いわば元宮。
社殿はなく、背後(西)の山(神南備山=かむなびさん)と巨石、小さな祠(?)が残る。
「磐座(いわくら)」…カミの降臨する場。
副長の「嗅覚」で急遽参拝となりましたけれど、古代信仰の息吹を色濃く感じ、素晴らしいものでした。
これもまた、「おそうじ隊」の本領。。。



そしてこちらが、『石座神社』

八所大明神(石座、新羅、八幡、山王、春日、住吉、松尾、賀茂)と、十二所大明神(八所、伊勢、平野、貴船、稻荷など)を祀る。










この「一言主神社」は、社殿も独立し別格でした。
境内にある一言主(ひとことぬし)神社の祭神は、一言主大神といい、吉凶を一言で予言し実現する神といわれる。
「願い事を一言だけ聞いてくれる神」として有名。
総本社は、奈良県御所市。
賀茂氏の本拠地である高鴨神社近くであり、賀茂氏の北上に伴い、一言主神を祀る人々もこの地に移動してきた…と考えられている。



最後に参拝できたのは…
『河合神社』
糺ノ森のなか、玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)を祀る下鴨神社・摂社の河合神社。
女性の守護神、として有名…。











今回御参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
初日の雨も恵みとなり、この日は水神サマに拝することもできました。
ハードワーク(?)であったかもしれませんけれど、お蔭様で良いペースで巡拝させていただくことができました。

「おそうじ隊」見参時に誕生日を迎えられた隊員の方もおられ、いろいろな意味で思い出深い二日間となったことかと、思います


次回は…今月二十一~二十三日で『大和(奈良)見参!』
そして、六月には「福島(会津)」へ見参!、いたします

大和はすでに申し込み締め切りましたが、福島はこれから。
ご興味ある方、是非、お問い合わせください
詳細は、『神社おそうじ隊 見参!』公式ブログを。

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