『御頭御社宮司総社』。
諏訪大社御祭神・建御名方神以前からの諏訪土着の神。
「ミサグジ・サングージン・オサモジン…」
「御左口・御社口・御射宮司…」
など、さまざまな呼称・表記がなされている。
その総本宮とされているのは、
「神長官(じんちょうかん)・守矢史料館」(守矢神長官家)。
この屋敷の、西南にあたるひときわ高い位置に祀られている上の写真の祠。
こちらが、その史料館。
守矢家は、古くから諏訪上社の神長官を務めてきた一族。
そのためこの資料館には、実に千六百点もの興味深い古文書の数々が収蔵されているという。
ちなみに、「神長(のちの神長官)」というのは、諏訪大社の筆頭神官のこと。
展示されているなかには、昔の「御頭祭」の供物の一部を復元したものもある。
「御贄柱」。
そして、「諏訪七不思議」のひとつともいわれている(らしい)…
「耳裂鹿」。
「そこには(十間廊)なんと鹿の頭が七十五、真名板の上に並べられていた。
そのなかに、耳の裂けた鹿がある。
この鹿は神様が矛で獲ったものだという。…」
(『神長官 守矢史料館のしおり』より)
案内していただいた職員の方に、
「この矛で獲った神様はどなたでしょう?」
と質問してみたら…言葉を濁されてました(ボソッ)。
ちなみに、「十間廊(じっけんろう)」というのは前宮にある。
ここに、七十五頭もの鹿の頭を、真名板の上に並べていた…。
御食事処『やまさや』で昼食後、
「諏訪七石」のひとつ『小袋石』に。
茅野市の山中にあり、かつては諏訪湖の水面がここまであった…とも伝えられる。
周囲には、諏訪大社摂社である四つの祠。
0 件のコメント:
コメントを投稿