2013-06-11 | 201306福島ご当地隊
二百二段の石段。
『大山祇神社』御本社(奥宮)。
第四十九代光仁天皇の御代宝亀九年(西暦七七八年)の勧請とされ、御祭神は大山祇命を始め岩長比売命、木花咲耶姫命の親娘三神を祀られています。
主神の大山祇命は山岳丘陵の守護神、すなわち水源、水利、金石の神でもある。
折も折、家内安全・五穀豊穣を祈願する「大山まつり」開催中でした(6月1日から30日まで)。
遥拝殿(下宮)から山道を四キロほど登ったところに鎮座されている。
徒歩で片道一時間、一生に一度の願いは三年つづけてお参りすれば、なじよな願いもききなさる「野沢の山の神様」として福島県はもちろん新潟、山形県地方からも参拝に訪れるという。
不動滝。
弥作の滝。
「やすらぎ」「まどろみ」など、スポットごとに観られる道祖神。
アップダウンも多く、それはそれでけっこう汗をかく参道。
しかし、そこで感じられる自然は優しくやわらかく…。
登拝というと、ともすればキビシいイメージを想起するものの、こちらの参道でみかける参拝者のほとんどは年配者。
ゆっくりと緑や風、天地の恵みを満喫しつつ、山のカミサマへと…。
ん…?
ホンモノの亀の甲羅。
登拝後は、奥宮すぐそばの山小屋風のおそば屋さんでとれたて山菜そばを。
下山してみたらば、けっこうな時間。
ならばと向かうは…
会津若松にて1850年から日本酒を製造する『末廣酒造』。
こちらで蔵見学。
(併設のカフェはお休み…)
実際に蔵を巡り、説明を受ける。
使用する米は多岐に渡るも、やはりその地方で恵まれた米を大切にしている。
また、どういうワケか写真はブレてしまい撮れなかったのですが…会津藩主松平容保、最後の将軍徳川慶喜や、ゆかりのある野口英世の書がある古い座敷なども見学。
…初日はここまで。
今回は、いつものような弾丸巡拝ロードではなく、比較的ゆったりのんびりしたペース。
「おそうじ隊じゃないみた~い」という声もありましたが、神社を遮二無二参拝することだけが「おそうじ隊」の目的ではありません。
ともすれば、「ともかく神社」と、ガシガシ数を参拝していく体育会系的なノリになりがち。
ソレはソレでそういう傾向の方々には愉しいのかもしれませんが、「おそうじ隊」は、そういう集まりではそもそもなく…
確かに、神社巡拝はメインの活動ですが、「おそうじ隊」の活動は何もソレ(参拝)に限定してはいません。
表現を変えれば、社殿に向かい参拝することだけが、拝することではありませんから…。
その地で育まれたコメやシオやサケ、などなど。
これらを体感し、愛で、味わうことを、その地でイノチを育まれた方(ヒト)と共有すること。
連綿たる繋がりをそこに観る観ないに関わらず、これにまさる「拝」はないようにも、思います。
「パワースポット」と囃し立てられ、参拝する側もされる側も「聖地」を強調するケースもありますけれど、こうした繋がりを無視して「聖地」も何もないだろうと思うのだけれど…。
そこ(場)ばっかりブツ切りにして…どうする
ともあれ、「ご当地隊」は、こうした「繋がり」を体感・体験するに、またとない機会…
…と思っていましたら、やはりその翌日、その「機会」は思わぬカタチで、ご当地隊Tさんにやってきました…。
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