2012年8月31日金曜日

錬達叡々: ご当地隊、近江見参!その5

2012.8.28~30 「神社おそうじ隊 見参! 近江ご当地隊」その5

2012-09-11 | 神社おそうじ隊・近江ご当地隊

「体感」「体験」は、『神社おそうじ隊 見参!』の主要なコンセプト。


夢の中でつねっても痛くない…の喩えにもあるように、実際に身と心で経験することとバーチャルな体験はまったく違うもの。
最近ではネット上に「神社」も建立され、他の多くの事柄同様に、好きな時に気軽にクリックひとつで参拝できるようなシステムになっている。
それはそれでひとつの変化であり、その時々刻々さまざまなスタイルの「参拝」があって当然とも思うので、今後どのような流れになっていくのか、個人的には半ば愉しみでもある。

しかし、そのようなスタイルの「参拝」と、実際に身と心をその「神域」に運んで行う「参拝」とでは、やはり根本的に違うということは記しておこう。



「神域」に、身と心を運ぶということ。
「おそうじ」は、この過程を経ることなしには、成立しない。



木々の生い茂り、さまざまな植物や動物の豊かな営み。
そこで祭祀・儀礼を継承的に紡いでいくヒトビトがいて、その「神域」を維持していくために力を注ぐヒトビトもいる。
そこに立ち、「いのり」を奉じることで、おのずと自らの根源へと辿りつくこともあるだろう。

古来、「神域」とはそうした場であり、だからこそ「神域」なのだ。


実際に身と心を運び、そのフィールドを〈体感〉する。
それらは、目に見える形ではないカタチとして、〈体験=シルシ〉として魂に刻まれる。

瞬間瞬間、ひとときも止まることなく流れ変化していく現象は、経験としてすべてそうして、刻まれる。

…であるのなら、あなたは何を〈体験〉していくのだろう、か。



さて最終日、まずは 「日牟禮八幡宮 」

濃厚なる気。








…いや、ホントに濃厚な朝、でした。

次に向かったのは、御猟野之杜「賀茂神社」
A隊員に「是非とも紹介したい」といわれていた神社でもあり、今回確実に身と心を運ばせていただくつもりであった神社。
A隊員のブログで、写真では何度も拝見させていただいていたものの…やはり、実際に「体感」し「体験」するのは、違います。
創建天平八(七三六)年、奈良時代に陰陽道にて選ばれた地であるというその三万坪の「神域」は、かくも素晴らしく…。


神杉。白蛇が住むという。

御本殿は南西の裏鬼門を向く。

天地万物の祈りの場であり、霊威の籠る地ともいわれる「祭祀跡」。
そこにいる誰もが、コトバを失った場。



杜も、静寂のなかの躍動。

霊木『連理の真榊』。二本の榊が一本に結ばれています。


賀茂神社の岡田裕正宮司は、A隊員の高校時代の恩師でもあられるとのこと。
その御縁もあり、また同時にA隊員の信望の厚さもあり、同神社の岡田能正禰宜より、さまざまなお話をいただくことができました。
また、『神社おそうじ隊』として、御猟野乃杜賀茂神社御創建1275年式年造営全国奉賛会の趣旨と、岡田能正禰宜の熱い想いに賛同させていただき、奉賛させていただきました。

さて、『神社おそうじ隊 見参!』隊長として…
岡田宮司はじめ、賀茂神社に奉職されておられる皆様、および関係者様。
ブログという媒体を通してというのも甚だどうかと思われますが、今回こうした御縁いただけましたこと、深く感謝いたしますとともに、さまざまご都合あるなか時間を割いていただきましたこと、改めて心より御礼申し上げます。
『神社おそうじ隊』一同、感激しておりました。
本当に、ありがとうございました。




さて、ゆっくりする間もなく、次なる目的地へ…「御上神社」
近江富士・三上山を神体山とする、ムカデ退治で知られる。









今回は行けなかった頂上の磐座。
次なる機会に…。


そして、大笹原神社



本殿は国宝となっている…見えない。。



底なし沼といわれています。


次には鏡神社
副長が、「是非」と。










ここから昼食に向かい、いよいよフィナーレへと…。

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