2012年8月31日金曜日

錬達叡々: ご当地隊、近江見参!その1

2012.8.28~30 「神社おそうじ隊 見参! 近江ご当地隊」その1

2012-08-31 | 神社おそうじ隊・近江ご当地隊

「神社」とは?


たとえば、『神道事典』によれば、

「神社とは、神道の神々を祀るために設けられた建物、または施設の総称をいう。古くからヤシロ(社・神社)、ミヤ(宮)、モリ(杜)、ホコラ(祠)などと呼ばれている」

とあります。
同様の内容を、もう少しくわしく『神道の常識がわかる小事典』(PHP新書)では説明されています。

『「神社」を「じんじゃ」と読むことが定着するのは明治初年ころかと思われる。もちろん古代にも「神社」という語はあったが、むしろ「天社」「国社(祇社・地社)」という語を多く用いている。ほかに「神官」「宮」「社」「祠」などもあり、また「官社」という語も見られる。これらの多くは律令神祇制度の中で生まれた、いわば法律用語である」



コトバが言葉として定着していくには、発生してからそれ相応の時間と営みが、必要になります。
カタチなきものにカタチを与えるには、そこにどうしても限定的な意味を付加することが、必要になります。
「神社」という建物が構築されるには、それ相応の権威的なチカラと実際的なヒトのチカラと技術が、必要になります。


しかし。


時代を越え遺りゆくものには、ヒトの無垢なる「想い」が深く刻まれているものでしょう。
そこにはヒトの「営み」の痕跡が映し出され、カタチなき何かが醸し出されていることでしょう。



今回。
二千十二年八月。
かつての「近江ノ国」を巡拝する道行き。
伊勢、そして二度の出雲にてご一緒させていただいたA隊員に、「ご当地隊」をお願いいたしました。

「ご当地隊」というのは、その地、その場で生まれ育った、あるいはその地を拠点とされている方にナビゲートしていただきつつ、神社巡拝させていただくという、『神社おそうじ隊 見参!』の今年から新たに始めた活動のこと。


そしてA隊員にナビゲートしていただいた今回の道行きはやはり、こちらの想像を遥かに超える素晴らしいものでした。
本当に、ありがとうございました。


そのA隊員が、「是非とも紹介したかった」といわれていた神域。
最終日(三日目)に参拝させていただいた、全般的に魂の深奥が揺れるような道行きであった今回のなかでも、私にとっても特に呼応する「域」でも、ありました。






「神社」とは、有り体な表現をするならば、そこに継承的に注がれてきた多くのヒトビトの畏敬、そして想い願い祈り。
また、太古より引き継いでこられたカミサマとヒトビトの仲執りもつヒトの気魂。
その映しとして、そこに「神社」はあるもの、ではないでしょうか。。




「近江ご当地隊」。
一行、まずは大津にて集合し、スタートいたしました。

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